名瀬(ブロック塀)外面境界

名瀬のブロック塀には、この塀が境界面であることを表す表記が彫られているものを多く見かけます。

こちらの塀には、塀が作られた年月が記されています。

幸町の住宅地で見かけたブロック塀。

←が書かれていて、塀のどちらの側が外面であるかが示されています。

那覇(与儀の路地)最上段に穴あきブロック

那覇市街の南に位置する与儀は古くからの民家が残る地区です。
沖縄の民家には、穴あきブロックが多用されています。その一つは、木造の赤瓦の住宅を取り囲むブロック塀で、もう一つは、コンクリート住宅のバルコニー部分に見られる穴あきブロック(花ブロック)です。
ブロック塀の穴あきブロックは、最上段に連続して配置されます。穴あきブロックが散らばって配置される例はほとんどありません。「日本の生活環境文化大事典」*1 によると、穴あきブロックの柄で最も多いのは”三つ山”で、関東に多いとされていますが、”三つ山”は沖縄でも多用されています。

ブロック塀の穴あきブロックの配置で次に多いのが、下の写真のように、最上段とその下の段に穴あきブロックが上下反転されて配置される例です。

沖縄の穴あきブロックの特徴は、下の写真のような、正方形の穴あきブロックが使われる点です。正方形の穴あきブロックは、コンクリート住宅のバルコニー部分にも使用されます。(1枚目の写真)

下の写真は、正方形の穴あきブロックと通常の穴あきブロック”ひし形”の2段配置が混在している事例です。

以上のように、那覇市余儀においては、ブロック塀の最上段の穴あきブロックとコンクリート住宅のバルコニー部分の穴ブロックは、柄、配置において、共通性が見られます。
【参考文献】
*1 日本民俗建築学会:日本の生活環境文化大事典(柏書房,2010)