旧裏町の路地。

傍らに、手押しポンプがあります。

特製。川本式。

現在は使われていないようです。

町並み・歓楽街、大衆文化・風俗
旧裏町の路地。
傍らに、手押しポンプがあります。
特製。川本式。
現在は使われていないようです。
荻窪銀座には、現在も当時の生活用水であった井戸が商店街の裏通 りに3ケ所残っていて、 杉並区の非常用防災井戸として指定されています。*1
元城町の新地跡近くの交差点に共同で使用されていたと思われる流し台があります。最近は、ほとんど見ることがなくなった風景です。
鮮やかな青色のタイルです。
コンクリートブロックを3つ積み上げてその上に流し台を置いたシンプルな造りです。
埃がかぶっていますが、鮮やかなタイルの装飾は健在です。
壱弐参横丁内部には、生活に関するあらゆるものが揃っています。
長い年月を経て、いかにも古びた感じに見える洗い場もその一つです。
洗い場には井戸があります。
戦後闇市の姿をそのまま残している貴重な横丁です。
寿町の町内には、コインランドリーとコインシャワーがあちこちにあります。
簡易宿泊所前に並ぶ洗濯機と乾燥機
1台だけのコインランドリー。
コインシャワー。
飲食街の路地裏を歩いてみます。昔の風情の残る路地です。
北品川公園周辺は、小泉長屋と言われる町並みが残っている場所ですが、ここには、公園の周囲だけでも4基の手押しポンプが残されています。
北品川公園裏にある手押しポンプ。このように道のど真ん中にあるのが特徴です。但し、このポンプは水ににごりがあり、使用禁止となっています。
北品川公園の入口付近の角地にある手押しポンプ。路地の風景とよく調和しています。北品川公園周辺には、もう1基、公園を回り込んだ路地に、手押しポンプがあります。
北品川1丁目のビジネスホテル清美荘近くの路地にある手押しポンプ。この他にも品川2丁目26の花屋の脇の路地を下った所にも1基ありました。
本通りの坂道を南へどんどん登っていくと、国道139号線(横町バイパス)へ出て、やがて富士浅間(せんげん)神社へ着きます。富士浅間神社の杉の巨木が神秘的です。
歩道に、償却炉があります。個人のお宅のものと思われます。左側のコンクリートブロック製の償却炉の脇にタイルでできたもう一つの償却炉?が置かれています。
全面タイル貼りで、懐かしい感じがします。
側面には、穴が二つあいています。おそらく、かつて浴槽として使われていたものを捨てずに何かの目的で使っているのだと思います。
宮川筋7丁目に手押しポンプが2基残るお宅があります。 花壇、植木ポット、雨樋、ひさし等風情があります。
植木ポットに囲まれて、井戸ポンプがあります。
ポンプは鴨川の伏流水を汲み上げ、道路散水、花への水やり等に利用されています。*1
株式会社慶和製作所*2 の井戸ポンプ
もう一つのポンプは色が黄色に塗られています。
【参考文献】
*1 大島忠剛:手押しポンプ探訪録(信山社,2006)P.128-P.129
【参考文献】
*2 株式会社慶和製作所:慶和製作所ホームページ
人形町駅前の通りに面した大観音寺の石段がありますが、その石段の脇に、昔の花街を思わせる古風な飲食店が並ぶ路地があります。
路地の入り口あたりに、和風の井戸があります。正面から見ると「防災井戸」と書かれています。木の桶が和風情緒を演出しています。桶の中には手押しポンプがあるものと思われます。
側面には長い取っ手が突き出ています。使いやすさを重視した実用設計です。
この井戸は防火のために準備されているようです。