日本文芸社: 荷風!vol.15 (日本文芸社,2008.3)

P.30-P.31 西口広場 池袋西口に広がっていたヤミ市は、徐々に規模を狭めながらも昭和38年まで生き残っていた。一般商店とヤミ市が迷路のように入り組み、権利関係の問題なども絡んで、撤去されないまま残ったのだ。その広さから「東京のカスバ」とも呼ばれた。 西口駅前から見た「西口マーケット」の最後の賑わい。背後に見えるのは昭和37年に開店したばかりの食堂会館「のとや」。翌昭和38年、マーケットは撤去され、食堂会館が西口広場の奥に輝くように見える。現在、同じビルは残っているが老朽化は否めない。