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九段(昭和館)戦後・戦中の国民生活を 展示。

皇居の北の丸公園から見ると、堀の向こう側に「昭和館」の巨大な建物が見えます。

昭和館は、戦中、戦後の国民生活を中心とした資料を 展示している博物館です。

「働く女性」に焦点をあてた企画展が開催中です。

初代、スチュワーデスの制服の展示もあります。

目黒(寄生虫館)巨大なサナダムシの標本。

目黒寄生虫館は、昭和28年、亀谷了博士が開設した世界でただ一つの寄生虫の博物館です。

隠れたデートスポットとしても有名です。

2階の展示室の正面の壁には、巨大なサナダムシの標本(長さ8.8m)が展示してあります。このダナダムシの正式名称は日本海裂頭条虫といい、マス、サケ、ヤマメ類などを生に近い形で食べることによってそれらの魚にいる幼虫が人間の体内に入り、成長していくものです。*1

圧巻は、肥大した象皮病患者の陰嚢の写真です。象皮病はフィラリアという寄生虫が寄生することによって発症する病気で、江戸時代には全国的に分布し、葛飾北斎の版画や十返舎一九の「東海道中膝栗毛」にも登場します。西郷隆盛もこの病気にかかり、彼の陰嚢は大きかったといいます。*1

【参考文献】
*1 亀谷了:寄生虫館物語(ネスコ,1994)P.16-P.19,P.155-P.160

大久保(駅前の病院)カラフルな性病科の看板。

大久保駅前の病院。駅からもカラフルな看板が見えます。

細い路地にひっそりと病院があります。

看板は、大きくて目立ちます。

どこにあるかわからないほど小さく目立たない入口です。

大久保(外国人OKの看板)大久保は外国人の町です。

90年代、大久保は急増する外国人アパート需要と多発するトラブルで、外国人を受け入れるアパートは限定されていましたが、現在は外国人を歓迎する町に生まれ変わっています。町のあちこちに、「外国人OK」の看板があります。*1

不動産会社にとって、外国人はお客様です。*1

教科書会社が入っているビルの2階にある外国人OKの歯科医院。

外国人OKのワンルームマンション。

【参考文献】
*1 稲葉佳子:オオクボ都市の力(学芸出版社,2008)P.55,P.69

渋谷(道玄坂地蔵)泰子地蔵とも呼ばれています。

円山町は、お洒落なラブホテルと花街の面影が残る料亭の建物が混在します。

十字路の近くに道玄坂地蔵があります。
東電OL殺人事件でで殺害された泰子さんは、昼間は東京電力に勤務し、夜はこの道玄坂地蔵の前で1日4人のノルマを自らに課し、客を引いていました。*1

ゴビンダ容疑者は、道玄坂地蔵のことを「お寺」と呼んでいました。彫られている「卍」のマークを記憶に留めていたのかもしれません。*2

事件直後、泰子さんに感応する同年代の女性たちのこの地蔵の参詣が絶えませんでした。彼女たちは「ヤスラー」と呼ばれ、地蔵も「泰子地蔵」と呼ばれました。*1
地蔵の唇は赤く塗られていますが、これはヤスラーの誰かが塗ったものではと言われています。*3

【参考文献】
*1 佐野眞一:東電OL症候群(新潮社,2003)P.103
*2 佐野眞一:東電OL殺人事件(新潮社,2003)P.416
*3 真樹龍彦:東電OL殺人事件行 迷宮のヒロイン(沖積舎,2005)P.55

渋谷(木造モルタルアパート)東電OL殺人事件の現場。

1997年3月19日、円山町の木造モルタルアパート喜寿荘101号室で東電OLの渡辺泰子さんの絞殺死体が発見されました。*1*2

警察は、容疑者としてネパール国籍のゴビンダ・プラサド・マイナリを逮捕しました。ゴビンダに容疑がかけられたのは、泰子さんが殺されていた喜寿荘101号室の鍵を持っていたことと泰子さんとともに喜寿荘に入っていったのをも目撃したとする証言でした。*1

ゴビンダ容疑者は、殺害現場の喜寿荘の隣接する粕谷ビル401号室に他のネパール人とともに住んでいました。*1

喜寿荘と粕谷ビルがあるあたりは、円山町から坂を下った、渋谷の底のような地形になっています。

1997年10月、東京地裁は「被告が犯人と推認できるように思われる」としながらも「疑わしきは被告人の利益に」という法の原則に立って無罪を言い渡した。
その後、2000年8月の控訴審では逆転有罪判決(無期懲役)が言い渡され、2003年10月、最高裁も2審判決を支持、無期懲役が確定しました*1
【参考文献】
*1 北野祐史:日本タブー事件史(東電OL殺人事件 「無期懲役」確定のネーパール人は本当に犯人か?根強く残る冤罪説を徹底検証する)(2005,宝島社)P.106-P111
*2 週刊新潮(1997.4.3)P.152-P.155 渋谷円山町で殺された慶大卒「東電」OLの退社後「売春」