室蘭(裏浜町に抜ける小路)かつての私娼窟

昭和のはじめ、浜町界隈にあった私娼窟、いわゆる”ゴケ屋”は、小公園から拓銀室蘭支店(現在、コンビニのローソン)までの右側の小路に散在し、特に多いのは、「浪花」(現在、哲屋中央店)から国道へ抜ける小路、元大国館(写真左側)前から裏浜町に抜ける小路、裏浜町の多田薬局から郵便局までで、店の数は約45軒ぐらいといわれていました。*1


元大国館(写真左側)前から裏浜町に抜ける小路。


「地下街ランランタウン」の入口。


昭和の雰囲気が残る焼き鳥屋。

 

【参考文献】
*1 平林正一,久末進一:聞き書室蘭風俗物語(袖珍書林,1986)P.145-P.146

室蘭(浜町の小路)大衆的な歓楽街

 札幌の薄野遊廓が栄えたおかげで、もっと大衆的な狸小路が出現したように、幕西遊廓ではちょっと遊べない庶民が楽しめる、より安価で大衆的な歓楽街が浜町で、”三等小路”と呼ばれた私娼街もありました。*1
 現在の浜町の室蘭郵便局の南側に、スナックが密集する一画があります。


道幅の狭い小路が続きます。


オレンジ色のドア。


ゆりちゃん。

 

【参考文献】
*1 平林正一,久末進一:聞き書室蘭風俗物語(袖珍書林,1986)P.120

室蘭(幕西遊廓跡地)幕西の坂の上部

遊廓があった幕西坂の上部。*1


「赤線跡を歩く.完結編」*1 に掲載されている石垣が残る旅館跡地(旧旅館「ふみの」)。かつての鈴木楼、栄太楼があったあたりです。*2*3*4


清川楼(旧旅館「清川」)があったあたり。*2*3


幕西坂の上部からの遠望。

 

【参考文献】
*1 木村聡:赤線跡を歩く(自由国民社,2007)P.40-P.41
*2 平林正一,久末進一:聞き書室蘭風俗物語(袖珍書林,1986)P.75-P.77
*3 日本地図編集社:室蘭市住宅明細地図 (日本地図編集社,1961)P.3-P.4
*4 室蘭商工会議所:室蘭商工名録(室蘭商工会議所,1940)P.151(0146)

室蘭(幕西遊廓跡地)幕西の坂の途中

 今回は、室蘭(北海道室蘭市)の町並みと風俗を散歩します。
 室蘭の遊廓は、幕西(まくにし)の坂にあって、明治5年の札幌本道工事に従事した数千人の男たちが、終始この場所に通い、殴り合いのけんかが絶えず、幕西坂は”人殺し坂”と異名をとるほどでした。*1
 幕西坂の入口の上り口のところには、東京・吉原を真似た板張り角柱の”大門”が立っていました。*2

 

 坂を上っていくと、右手の坂道途中に室蘭八幡宮神社の裏階段があって、「室蘭見番」事務所(写真右側)と座敷「菊栄楼」(写真左側)が階段を挟んでありました。*2

 

 坂道の左手には、「菊栄楼」に対面して「富山楼」(後の割烹「粋月」の位置*3 、現在は、プリンスホテル駐車場)があり、その奥に「芸備楼」がありました。*2*4

 

 南側の奥には、老舗の蛇の目楼(後の割烹「常盤」*3 の位置)がありました。*2

 

【参考文献】
*1 室蘭市:広報むろらん(2011.11)P.4
*2 平林正一,久末進一:聞き書室蘭風俗物語(袖珍書林,1986)P.75-P.77
*3 日本地図編集社:室蘭市住宅明細地図 (日本地図編集社,1961)P.3-P.4
*4 室蘭商工会議所:室蘭商工名録(室蘭商工会議所,1940)P.151(0146)