阿仁(桃洞の滝)森吉山

森吉山野生鳥獣センターから、ブナの原生林をしばらく歩き、桃洞渓谷へ入りします。美しいナメ滝が連続します。

桃洞渓谷のシンボル「桃洞の滝」。別名を「女滝」といいます。その別名が示す通り、女性器の形に似た神秘的な美しい滝です。

一見すれば男子の本懐。*1

5月の桃洞の滝。*2
この時期は水量が多く”桃”はボウボウの状態で輪郭がはっきりしません。”桃”鑑賞は水量が少ない時期がお勧めです。

【参考文献】
*1 吉川栄一:岳人(1997.08)P.56-P.59 私を夢心地にしてくれる沢旅三選 白神山地・赤石川/南焼石連峰・小出川/森吉山・桃洞沢.
*2 森吉山野生鳥獣センター:森吉の自然 紹介ビデオ「ブナの森の楽しい仲間たち」より

阿仁(阿仁前田駅)森吉山

秋田内陸線阿仁合駅から北へ3つ目の駅、阿仁前田駅で下車します。

駅前の商店街にある森吉山自然公園のゲート。

森吉山は阿仁マタギが活躍した山で、現在も日本有数の秘境に数えられます。その森吉山の北面にひっそりと隠れている「桃洞の滝」を目指します。

阿仁前田駅から車で約50分で、森吉山野生鳥獣センターへ到着。目指す「桃洞の滝」は、ここから徒歩で約1時間です。

阿仁(料理店跡)上新町

阿仁鉱山の盛んな時は、銀山上新町に料理店兼遊廓のような店が5軒位あり繁昌しました。昭和33年の売春防止法が実施されるまで、上新町には3軒の店が残っていました。*1
地元の方の話によると、写真左奥の食堂のところを入った通りが料理店のあった通りだったそうです。

大正15年の市街図*2 を見ると、この通りには、「芳野家」「柳家」「若松家」の3軒の屋号が確認できます。

地元の方の話によると、現在の寿司店の向かい側に、かつての料理屋だった建物が現存しているとのことです。

料理屋だった建物。

【参考文献】
*1 佐藤清一郎:秋田県遊里史(無明舎出版,1983)P.228
*2 東京交通社:大日本職業別明細図(東京交通社,1937)秋田県

阿仁(郷土文化保存伝承館)からめ節

今回は、阿仁(あに、秋田県北秋田市)の町並みと風俗を散歩します。
秋田内陸線阿仁合駅近くには、かつて、阿仁鉱山がありました。藩政時代に大規模に開発され、明治維新後は、従業員3000人の多きに達しましたが、その後は鉱量枯渇となり、昭和54年に閉山しました。

銀山下新町の郷土文化保存伝承館があります。

伝承館前に建てられている阿仁鉱山の碑。

伝承館には、鉱山関係資料や当時の風俗が展示されており、当時の民俗芸能の「阿仁からめ節(あにからめぶし) 」の展示もあります。
「阿仁からめ節」の歌詞のなかには江戸吉原の花魁であった高尾小紫(たかおこむらさき)の名がみえて、阿仁鉱山全盛時代ころの若い娘達が手拭いの頬被りと赤い紐のついた前掛け姿で働く様子が再現されています。*2

【参考文献】
*1 文化庁文化財部記念物課:近代遺跡調査報告書(ジアース教育新社,2002)P.39-P.42
【参考URL】
*2 国際教養大学地域環境研究センター:秋田民俗芸能アーカイブス「阿仁からめ節