長野(田面稲荷神社)権堂遊廓の芸妓衆の信仰を集めていました。

善光寺の近く、鶴賀田町に田面稲荷神社があります。
往時隆盛であった権堂遊廓の芸妓衆の信仰心に支えられ、 心願が叶う(願いが叶う)と鐘鋳(かねい)の叶うと同音であることから、「願が通ずる」と信じられ、 信仰を集めてきました。(案内板より)。

境内の奥まったところにある常夜燈。

「長野遊廓貸座敷中」。権堂遊廓の関係者が寄進したもののようです。

玉垣には、「長野料芸組合」「長野芸妓下宿組合」の名があります。

長野(吉原の三浦屋奉納の燈籠)善光寺

今回は、長野(長野県長野市)の町並みと風俗を散歩します。

善光寺本堂の左側を進んだ突当りの位置に、吉原の遊女「高尾太夫」の供養塔があります。

高尾太夫とは、江戸時代、新吉原京町一丁目※1 の遊廓「三浦屋」の名妓につけられた名で、11人ほどが名乗ったことが判明しています。*1
銘文は、「浄誉林清善女 光誉道恵覚位 願主 三浦屋四朗左衛門 武州江戸浅草」。善女(ぜんにょ)とは、遊女だけに付けられた法名で、境内で善女という銘文は、この燈籠だけです。*2

灯籠は、江戸吉原の三浦屋が奉納したものです。*2

■カテゴリ 信仰・寄進 吉原 長野

■参考文献
*1新人物往来社: *江戸史跡事典 下巻 (新人物往来社,2007)谷根千地区・文京区・台東区・墨田区・江東区・荒川区・葛飾区・江戸川区

P.114 (春慶院 東浅草2-14-1) 高尾太夫とは、江戸時代、新吉原京町一丁目三浦屋の名妓につけられた名 …

*2徳竹康彰: 江戸から見た信濃 (柏企画,2005)楽しい歴史旅

P.146-P.154 銘文は、「浄誉林清善女 光誉道恵覚位 願主 三浦屋四朗左衛門 武州江戸浅草」。善女(ぜ …

■参考記事

長野(鶴賀新地跡地)当時の区画がそのまま残っています。

昭和11年の「長野市中部地図」を見ると、鶴賀新地の場所がはっきりと記されています。

格子状に配置された6つの区画が新地の場所だったようです。

南北に延びる通り。

道幅の広いメインの通りは、権堂町へ向かうあたりから、急に道幅が狭くなります。

長野(鶴賀新地跡地)稲荷神社の敷地内に碑があります。

今回は、長野(長野県長野市)の町並みと風俗を散歩します。
長野電鉄の権堂駅で下車し、東側へ進むと東鶴賀町に着きます。東鶴賀町は、かつて鶴賀新地があった場所です。

通りに面して、稲荷神社があります。

稲荷神社の敷地内に鶴賀新地の碑があります。

こういう碑があると解りやすいです。