下諏訪(眞清神社)夫婦岩

中山道を北上し、大岩不動の前過ぎて少し行った右側の斜面に眞清神社があります。現在は詣でる人も少なくなり忘れられた存在ですが、明治から昭和にかけ社前はには人の絶え間がなく、その大半は花街の姐さんたちでした。拝殿に向かい合って、あずまや風の舞殿がありますが、当時は竜や大黒さまや花魁などの華やかな飾り物に包まれ、艶めかしい歌弦のひびきや酒盛りなどが行われました。*1

拝殿の脇に、夫婦岩があります。

案内板によりと、下諏訪遊廓の真寿美楼の中庭あったものが、こちらに移されたそうです。

寄進者には、女性の名前がずらりと並んでいます。

【参考文献】
*1 両角俊一,増沢光男:下諏訪歴史散歩(下諏訪歴史散歩刊行会,1984)P.110

下諏訪(塚田神社)遊廓が寄進した燈籠

旧下諏訪遊廓内にある塚田神社。

遊廓が寄進したと思われる燈籠が2基あります。

「献燈 恵比寿」と書かれています。「下諏訪町明細図」*1 に記載されている遊廓の「エビス」が献燈したものでしょうか。

風化していますが、「大増樓」と書かれているように見えます。

【参考文献】
*1 下諏訪町明細図(玉港堂,1913)

下諏訪(下諏訪遊廓跡地)塚田町

明治13年、湯田仲町の西はずれの小字塚田地籍に下諏訪遊廓が建てられました。*1

大正2年の「下諏訪町明細図」*2 によると、下諏訪遊廓は、現在の御田町交差点の北西側の一画にあって、遊廓への入口は東側にありました。

入口に近い方から、南側に、ダイマス、ツカダ、コトブキ、北側に、シンツカダ、エビス、マスミがありました。*2
ダイマスがあったと思われる場所に、旅館「大増」があります。

現在は、旅館や飲食店が建ち並んでいます。

【参考文献】
*1 小林茂樹:写真が語る下諏訪の百年(ヤマダ画廊,1979)P.41
*2 下諏訪町明細図(玉港堂,1913)