西大分(かんたん遊廓跡)”蓮の花”を意味する「菡萏」

今回は、西大分(大分県大分市)の町並みと風俗を散歩します。
近代大分の発展の基礎となった菡萏(かんたん)港は、明治12年から築港工事が始まり、明治17年に完成しました。港が完成してからは、船員や出船を待つ客を相手にする遊廓が軒をつらね始め、紅灯の歴史が始まりました。菡萏(かんたん)、とは華やかな様、蓮花(はすの花)を意味するもので、明の阮林という人がこの地を見物に来たとき、地形が蓮花に似ているところからこの名が生まれたといわれています。*1
現在も、戦前からの町並みが保たれています。*2

遊廓の中央部に位置する建物。

玄関付近のタイルの装飾。

裏通りにもかすかに廓の雰囲気が残っています。*2

【参考文献】
*1 甲斐光:生石風聞録(甲斐光,1991)P.4,P.306,P345
*2 木村聡:赤線跡を歩く2(自由国民社,2002)P.80-P.81

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