山ヶ野(田町遊廓跡地)現在は田んぼです。

山ヶ野金山史跡を流れる天降川沿いにゆるやかな坂道を登っていくと、恵比寿堂があります。ここから右に折れ、橋をわったったところに「田町遊廓跡」があります。

一面の田んぼで、案内板がたっているだけの場所です。

「色道大鏡」*1 の「薩摩國山鹿野遊郭図」によると、「うどん丁」と呼ばれた飲食街があり、飲食営業のかたわらで買春をやっていたと考えられています。*2

「色道大鏡」の作者である藤本箕山も来山しています。*1

【参考文献】
*1 藤本箕山,新版色道大鏡刊行会:色道大鏡(2006,八木書店)P.433,解題 P.28
*2 渡辺憲司:江戸遊里盛衰記(講談社,1994)P.174

山ヶ野(金山跡)江戸時代、日本一の金山でした。

JR肥薩線の大隈横川駅で下車し、タクシーで県道50号線を西へ30分ほど行くと、山ヶ野入口です。県道から少し入ったところに山ヶ野金山郵便局があり、郵便局の脇に山ヶ野金山の案内板があります。案内板の地図の通り、金山の史跡は、この一帯に散在しています。

山ヶ野金山の発掘は、寛永17年(1640年)に開始され、その後一時中断しましたが、明暦2年(1656年)に再開。この頃、田町に遊廓ができ、長崎、門司とともに九州三大遊廓の一つと言われました。*1
全国的に金の産出が落ち込んでいく状況にあって、18世紀後半には、山ヶ野金山は佐渡金山の3倍の産出量を誇った江戸期有数の金山でした。*2

火入坑跡。鉱山跡らしいスケールの大きな史跡です。

精錬所跡。

*1 渡辺憲司:江戸遊里盛衰記(講談社,1994)P.174
*2 藤本箕山,新版色道大鏡刊行会:色道大鏡(2006,八木書店)解題 P.28

山ヶ野(大隈横川駅)鉄道ファンにはおなじみの駅舎です。

今回は、山ヶ野(鹿児島県霧島市)の町並みと風俗を散歩します。
JR肥薩線の特急「はやとの風」に乗って、大隈横川駅に来ました。蒸気機関車をイメージした様な、ロイヤルブラックの車両が特徴です。
ここから先の肥薩線吉松駅-人吉駅間は、ループ線やスイッチバックなどがり、当時の蒸気機関車が登れる最大勾配の路線です。そのため、途中の車窓は山あり谷ありで、「日本一の車窓」として知られています。

大隈横川駅の駅舎は100年以上前に作られた木造駅舎が残っています。

駅舎は、国の登録有形文化財に指定されています。2つ隣の嘉例川駅と並んで鉄道ファンに人気の駅です。

現在は無人駅になっています。