横須賀繁昌記 三浦繁昌記付解説横須賀・三浦繁昌記復刻刊行会1977
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遊楽の場所

P.43
大勝利山
山王町良長院の横に聳えた山を俗に大勝利山と言う。市内展望の好適地で、其處(そこ)に茶屋もある。

豊川稲荷
若松町の山上にあり、花柳社会の信心浅からず大滝町あたりの婀娜(あだ)ものが時とすると白い足を裸足になってお百度を踏んでいる。

汐留地蔵尊
汐留町に在り、朝夕、線香の煙絶えず茲(ここ)にも茶屋町の女どもが朝に夕に参詣して居る。

芸妓屋、待合
待合の主なるものは、伊豆家(大瀧)、濱田屋(大瀧)、豊田家(若松)、千登世(若松)、蔦屋(大瀧)、彌生(若松)、松よし(大瀧)、柾迺(若松)、佐々岡(大瀧)、三河亭(大瀧)、新勝(大瀧)

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横須賀(諏訪神社)待合の屋号が刻まれたた玉垣。
横須賀(延命地蔵尊)祀られたのは大正12年の関東大震災の後。