新人物往来社江戸史跡事典 下巻谷根千地区・文京区・台東区・墨田区・江東区・荒川区・葛飾区・江戸川区新人物往来社2007
高尾太夫墓
P.114 (春慶院 東浅草2-14-1) 高尾太夫とは、江戸時代、新吉原京町一丁目三浦屋の名妓につけられた名である。11人ほどが名乗ったことが判明しているが、高尾という名は、吉原の最高級遊女の代名詞的存在でもあった。 最も名高いのが二代目高尾、世に万治高尾、仙台高尾と呼ばれた女性である。仙台藩を巡るお家騒動「伊達騒動」が芝居化されて上演、そのなかで、藩主伊達綱宗とのロマンスで有名になった。

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長野(善光寺の燈籠)吉原の遊女「高尾太夫」の供養塔。三浦屋が奉納。