木江の農協から宇浜方面へ行く道の途中に、ひときわ目立つ建物があります。
何と、木造五階建ての豪邸です。
この建物は、大正2年、当時造船業を営んでいた長屋源吉さんが、船主などの接待用に建てた料亭です。主材は、木造船の建材だった松と杉。眺めのいい四階には、35畳敷きの大広間があるそうです。*1
昔は、木造船の建造技術があったので、このような建築が可能だったのかもしれません。
正面から見ると4階建てに見えますが、横から見ると小さな最上階部分があります。
たしかに五階建てです。
【参考文献】
*1 中尾醸造株式会社:蔵元だよりNo.3「特集 木江を歩く」P.3