道頓堀川の大黒橋近く。屋上にトルコ風呂の看板が残るビルがあります。
「トルコ孔雀」と書かれています。
1981年の資料*1 によると、ミナミ(難波駅周辺)には、約30軒のトルコ風呂が営業しており、この写真の付近には、「孔雀」、「六本木」、「男爵」の3軒の店が建ち並んでいました。
ビルの背面(道頓堀川側)。
”和風”トルコだったようです。
大坂のトルコ風呂は、条例によって、個室の天井に近い壁に20~30センチの空間(隣の部屋とのスキ間)を作るよう定められていたのが特色でした。これにより、隣の部屋の話声、シャワーの音などがソックリ聞こえるので、少々プレイのさまたげになったのですが、店側が一部屋ずつ置いて客を入れることで解決しました。*1
【参考文献】
*1 大洋図書:ミリオンMOOK全国高級トルコ・ガイド(大洋図書,1981)P.106-P.110
「心斎橋(トルコ風呂跡)ビルの屋上に残る看板。トルコ孔雀。」への2件の返信
「六本木」1983年春に2回お世話に成った記憶…3度目に行った際には平地に…その後「ラブホテル」「パチンコ屋」も屋号が「六本木」だったような…前を歩く時:刹那に成った記憶・連れと歩いても「そんな話」出来る筈もなく…どれも何十年前の話,記憶定かでは無いですが,書き込んで遠い昔を想います
夢雄さん、
身近な人にも、ほとんど話さないような自分だけが温めている記憶。街を歩くと蘇ってくる記憶(他人には解らない)は楽しいものですね。