「見返りの松」は国道17号(写真右側)と旧中山道(写真左側)の交差点(深谷市原郷)に現存しています。江戸時代、深谷宿では「飯盛り女」と呼ばれる遊女が置かれ、宿場のはずれにあるこの松のから宿場の方を振り返り、前の晩の遊女との別れを惜しんだ旅人も多かったことから、「見返りの松」と呼ばれたようです。*1
「見返りの松」の石碑。
石碑の裏側には、青楼華やかな頃の様子が書かれています。
江戸時代、深谷宿のはずれに、松、杉あわせて400本があり、並木道となっていました。
【参考文献】
*1 松島英雄:深谷今昔物語(武陽民報社,1960)P.15-P.22