今回は飯田(長野県飯田市)の町並みと風俗を散歩します。
昔から「飯田の町は女の町」と言われていただけあって、大正年間から昭和初年にかけ人口2万人たらずのところに芸妓が380人、料理屋に働く人500人、娼婦など500人、妾などを合わせると、相当なものだったそうです。*1
現在の繁華街は、駅の南東側に広がっていて、道路は格子状に整然と区画されています。駅前の観光案内所で受け取った観光地図に「くつわ小路」と書かれているのが目にとまったので、まず、この界隈を散歩してみます。
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情緒のある料理屋風の建物が残っています。
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小路の片側は崖になっています。
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向こう側に見えた建物。こちらから見ると5階建てのようにも見えます。
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【参考文献】
*1 村沢武夫:飯田情話(南信州新聞社,2006)P.57