弓町の新地跡に残る建物の内部。

美しい飾り窓が残されています。

トイレの入口。ドアに独特の装飾が見られます。

昭和初期、大阪府議会が、「遊廓のトイレと消毒所はタイル張りにすること。」と決議したのがきっかけで、全国の遊廓にまたたくまにタイルが普及しました。*1
「日本のタイル」*1 には、昭和6、7年に出入りの業者が施行したとされる、三春町の庚申坂遊廓の「島屋」のトイレ内部のタイル張りの写真が掲載されています。

【参考文献】
伊奈ギャラリー企画委員会企画:日本のタイル(伊奈製陶東京ショールーム,1983)P.57