かつて、日立鉱山の煙害で、この辺り一帯から緑が消え、荒れ果てていたことがありましたが、試行錯誤の末、世界一高い大煙突が建設されました。煙害は激減し、自然環境は少しずつ回復していきました。*1
大煙突の建設は新田次郎の小説『ある町の高い煙突』により、その存在が広く知られるようになりました。※1
現在、煙突は倒壊し、当時の高さの3分の1の高さになっています。
鞍掛山から神峰山へ向かう登山道の途中にある「大煙突展望台」を目指します。
40分ほどで「大煙突展望台」へ到着。
企業と地域住民が共存共栄をめざし、煙害問題の克服と自然環境の回復に取り組んできた歴史が今も大煙突に生き続けています。*1