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1981年 上演の軌跡 1981年、ザ・スズナリは本多によって、グループ内、初の劇場として下北沢の地に開場する。1969年(昭和44年)築、木造二階建ての"鈴なり横丁"は一階が飲み屋、二階がアパート(アパート名は下北沢荘。Wikipediaには「すずなり荘」とあるが誤りである)という造りであったが、そこにさらに劇場が造りこまれた。下北沢の活気ある商業地域のはずれに建つ"鈴なり横丁"に、大規模に鉄骨を入れて改築補強し、下宿人がまだ住みつづけるなか、"飲み屋"+"下宿アパート"+"劇場"という異形の空間のなかにザ・スズナリは誕生した。 当初、本多が所長をつとめる俳優養成所ホンダスタジオの稽古場兼、公演発表の場として、また翌年開場予定の本多劇場の稽古場としてつくられたザ・スズナリだったが、開場してまもなく、「稽古場にしておくのはもったいない、劇場としてつかわせてほしい」という声が高まり、自然に劇場としての軌道にのってゆくことになる。

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下北沢(鈴なり横丁)「演劇の街」の象徴。