台東区立下町風俗資料館 特別展「江戸風俗人形」の世界 下町風俗資料館号外 2020.12.7

特別展「江戸風俗人形」世界 建物・人形・小物三位一体の妙 「江戸風俗人形」は、かつて日本有数の歓楽街として隆盛を極めた、華やかなりしころの吉原の妓楼「三浦屋」を精巧に再現したものです。檜細工師・三浦宏氏による建物、人形師・辻村寿三郎氏による人形、江戸小物細工師・服部一郎氏による小道具によって繰り広げられる「江戸風俗人形」は一流の芸術作品です。 三浦氏によって造られた建物は、2階建てで、制作されてから30年以上経っているとは思えないほどです。建物の正面には唐破風造りの屋根が見られ、妓楼の家紋を染め抜いた紺地の暖簾が下がっています。この入口を挟むように、格子を組んだ「張見世」があります。張見世と入口の境界にある格子が「籬(まがき)」と呼ばれるものです。妓楼の格はこの籬の形で知ることができます。暖簾をくぐると、妓楼の楼主の居間である「内所」と呼ばれる広間があります。

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上野(吉原の妓楼「三浦屋」の再現展示)下町風俗資料館。