天神裏の西寄りの通り。閑静な住宅街です。

工場か倉庫のような建物。

何気なくのぞいた倉庫の中にタイル張りの円柱が残っています。トタン板でカバーされています。12

上部は白のタイルです。

【参考文献】
*1 木村聡:赤線跡を歩く(自由国民社,1998)P.26-P.27
*2 上村敏彦:花街・色街・艶な街 色街編(街とくらし社,2008)P.102
めいしゅやがい
天神裏の西寄りの通り。閑静な住宅街です。
工場か倉庫のような建物。
何気なくのぞいた倉庫の中にタイル張りの円柱が残っています。トタン板でカバーされています。12
上部は白のタイルです。
【参考文献】
*1 木村聡:赤線跡を歩く(自由国民社,1998)P.26-P.27
*2 上村敏彦:花街・色街・艶な街 色街編(街とくらし社,2008)P.102
玉の井を象徴する赤線跡の建物。※1
2階のバルコニー部分。ここから客を見送ったのだと思います。
入口。
軒下の意匠。
戦後の玉の井は、いろは通りの北側にありましたが、永井荷風の「墨東綺譚」の舞台となった戦前の玉の井は、いろは通りの南側にありました。
戦前の玉の井は、改正道路(現在の水戸街道)を挟んだ両側にありました。*1
現在の水戸街道から東向島駅への道。戦前は、この細い道に「玉の井駅近道」の看板がありました。*1
「墨東綺譚」で主人公の老作家がお雪さんと出会った場所。*2
「墨東綺譚」に出てくる銭湯の中島湯。現在はマンションになっています。*1
【参考文献】
*1 文芸散策の会:永井荷風の愛した東京下町(日本交通公社出版事業局,1996)P.115-P.117
*2 川本三郎,湯川節子:図説永井荷風(河出書房新社,2005)「墨東綺譚」文学散歩の玉の井概要図
メインの通りから路地を入ったところ。前回の散歩のときにあったカラフルな円柱を持つ赤い壁の建物*1 は無くなっていました。
建物が無くなったおかげで、対面にあった装飾された窓枠を持つお宅*2 の概観が見渡せるようになりました。
窓枠には、こんな装飾がほどこされています。
建物の側面から空き地の方向を見たところ。
【参考記事】
*1 風俗散歩(玉の井):赤い壁の建物(2006.3)
【参考文献】
*2 木村聡:赤線跡を歩く(筑摩書房,2002)P.76
今回は、東向島(東京都墨田区)の町並みを散歩します。
玉の井の目抜き通り。前回、散歩した古いスナックが建ち並ぶ一画*1。
2階にバルコニーがあります。
赤と緑に統一された木造住宅です。
建物の角の部分の柱が赤で強調されています。
【参考文献】
*1 風俗散歩(玉の井):色街だった頃のメインストリート
玉の井のメインの通りから路地にはいると、「赤線跡を歩く」*1 に掲載されている赤い壁の建物があります。
派手な色の円柱。上部は茶色。中央部分は緑色です。
円柱の下部は、青と白で塗装されています。
路地を抜けるといろは通りに出ます。
【参考文献】
*1 木村聡:赤線跡を歩く(筑摩書房,2002)P.78
いろは通りの路地裏には、昔の面影を残す建物がいくつかあります。
散歩の雑誌等でおなじみのお宅。
当時のままの原型を留めており、迫力があります。
左側から見たところ。2階のバルコニーに特徴があります。
右側を見たところ。
玉の井が色街だった頃のメインストリートであったと思われる通り。
現在はスナック街になっています。
一階がスナック、二階にバルコニーがある家が並んでいます。
スナックの入口付近。当時の玉の井には、「抜けられます。」と書かれた看板があったそうですが、現在は、「車ぬけられません」と書かれた標識があります。