「北のカナリアパーク」は、2012年制作の映画「北のカナリアたち」を記念した施設です。礼文島の南端に位置し、利尻富士の眺めがすばらしい場所です。

映画ロケのために建てられた校舎ロケセットがそのまま残されています。

校舎内にはロケ時の写真や衣装などが展示されています。

パークから見る利尻富士の絶景。

れぶん
「北のカナリアパーク」は、2012年制作の映画「北のカナリアたち」を記念した施設です。礼文島の南端に位置し、利尻富士の眺めがすばらしい場所です。
映画ロケのために建てられた校舎ロケセットがそのまま残されています。
校舎内にはロケ時の写真や衣装などが展示されています。
パークから見る利尻富士の絶景。
香深の市街には、名物の「ウニ」や「ホッケのちゃんちゃん焼き」が食べれる飲食店が軒を連ねます。
「海鮮処かふか」に、「礼文町全町明細図(昭和37年)」が掲示されていました。
かつての遊廓があった通りの西側(写真上部)は、この頃は住宅地になっています。
船泊港遊廓があったと思われるあたりは、この頃は、割烹料亭などが散在していたようです。
「礼文島明細地図」に記述のある久種湖畔の「新遊廓(船泊港遊廓)」*1 があったあたり。日本最北(樺太を除く)の遊廓です。
久種湖畔展望台に登ると、船泊市街を遠望できます。
遊廓があったと思われるあたりは、現在は久種湖畔キャンプ場になっています。
周囲は、山と湖に囲まれています。
【参考記事】
*1 風俗散歩(礼文):礼文町郷土資料館
礼文町の船泊は、稚内の市街よりも、北に位置するので、日本最北の町と言うことができます。
最北の町にある銭湯の「船泊湯」は、日本最北の銭湯です。
営業は、午後4:00からです。
銭湯の裏側。
香深にある「礼文町郷土資料館」。
明細36年に制作された「礼文島明細地図」が展示されています。当時の人口は礼文村5028人、香深村4850人で、計9878人で、両村とも、鰊(にしん)と昆布が主産物でした。(案内板より)
久種湖の近くに、「新遊廓」と記載のある一画があります。遊廓内には、料理屋もあった模様です。
地図の裏面に記載されている実業人名。「新廓内」と記載のある料理屋もあります。
香深の市街にある渡辺旅館。
古い建物が目を引きます。
旅館の1階には、ランプ、そろばん、蓄音機など、当時使われていた道具や器具が展示されていて、まるで博物館のようです。
渡辺旅館の焼印。
今回は、礼文(北海道礼文郡礼文町)の町並みと風俗を散歩します。
香深は、礼文島の東海岸に位置し、香深港は、現在では礼文島唯一の玄関口です。
昭和15年の資料*1 に、香深の貸座敷業「三浦屋」「金盛楼」の記載があります。
礼文島南側の香深の市街地から道道765号線の坂道を登りと、右手に厳島神社の鳥居が見えてきますが、この先が貸座敷があった場所です。*2
北側(写真右側)に、「三浦屋」「金盛楼」、南側(写真左側)に松月楼がありました。*2
松月楼があったと思われるあたり。*2
この坂を上ったところには、劇場がありました。*2
【参考文献】
*1 渡辺利三郎:銃後の香深(渡辺利三郎,1940)広告欄
*2 東京交通社:大日本職業別明細図(東京交通社,1937)第395號