川副秀樹江戸東京庶民信仰事典国書刊行会2025.2
トルハルバン

トルハルバンとは「石で作ったおじいさん」という意味で、韓国済州島のシンボルとも守り神ともいわれる。荒川区には約8000人の済州島出身の韓国人が住んでいるそうで、その関係から荒川区と済州市友好都市になっている。この石像は平成18(2006)年に済州市から荒川区に寄贈されたもので、荒川区役所の前庭(荒川公園)に立っている。
右手を上にした方が文官。左手が上の方は武官といわれている。この像には厄除け、疫病除け、平和をもたらす、などの御利益があるそうだが、子どもを望む女性が像の帽子と鼻を撫でると男の子、耳と口を撫でると女の子を授かると言われている。子授けのご利益があることから、トルハルバンが男性器をモチーフにしていることは間違いないようだ。

この文献を参照している記事

三河島(トルハルバン)荒川公園に2基。子授けのご利益。