鯖江むかしむかし編集委員会*鯖江むかしむかしP.196-P.205惜陰小学校2002
芸者 雪奴
昔の人は、お酒の席を楽しくするために、上等なお酒に料理、そして歌や踊りでお客をもてましました。会議だけでは、打ち解けられないことも、料理屋のおいしいごちそうと、華やかな芸者のもてなしで心が和み、仲良く話し合いができました。 芸者雪奴は、雪子といい、十五歳の暮れ、雪奴という芸名をつけてもらって、お座敷へ出ることになりました。雪奴の一番華やかなで充実した時は、昭和40年(1965)に鯖江劇場で上演された、芸者総出の舞踊発表会でした。けれど、戦前からの芸者ばかりで、若い後継者が続かず、平成3年9月30日(1991)、ついに鯖江の芸者はいなくなりました。

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