河北新報出版センター忘れかけの街・仙台河北新報出版センター2005
本櫓丁
P.36 藩政時代は、藩士の屋敷町。それば明治維新後に花柳界の街に変わった。今も面影は残るが、昭和四十年ごろは最盛期。粋をこらした料亭や、芸者置屋が並び、夜の時間がくると見番からのお呼び出しで「お茶屋」に急ぐあでやかな姿が道に色香をそえた。 P.37 戦後の本櫓丁には、各六十軒もあった仙台の主な料亭、芸者置き屋の多くが並び、花柳界の中心町としての面目を保っていた。が、それも徐々に減って、平成不況が廃業に拍車をかけ、面影は薄れた。 本櫓丁の写真:料亭の数は少なくなった。

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立町(本櫓丁)藩政時代は藩士の屋敷町。明治維新後に花柳界の街。