山下洋子歌舞伎俳優の芸談 : 近現代歌舞伎におけることばの変化を知る資料として立教大学大学院日本文学論叢21立教大学2021.11 リンク

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俳優の関係者が出版した本として『吉原夜話』(1964・青蛙房)がある。初代市川猿翁、8代目市川中車(1896-1971)、市川小太夫の母親であり、2代目市川段四郎(1855-1922、初代市川猿之助)の妻である吉原妓楼の女主人・喜熨斗古登子が、幕末から明治にかけての吉原の様子について口述したものである。当時の劇界の様子にも触れており、巻末には市川中車、市川小太夫が母について語る随筆が掲載されている。

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