桂屋ファイングッズみやこ染創業1890年。日本生まれの染料、顔料ブランド桂屋ファイングッズ リンク
歴史 リンク

創業者である青山力之助は、12歳の時に染料商家の家に奉公に出て、東京日本橋で独立を果たしました。力之助が奉公した染料商家(桂屋)はもとは越後(現在の新潟県)の出身であり、力之助には東京の染料商として創業するにあたり、並々ならぬ決意があったに違いなく、その思いは都(東京)を意味する「みやこ染」というブランド名として、代々引き継がれています。みやこ染の「こ」の字体は、明治まで使われていた旧平仮名(変体仮名)をそのまま引き継いでいます。

桂屋の染料は衣類、とりわけ着物、背広、軍服などの家庭での染め替え需要に大いに合致し、染料の種類も綿や絹から毛にも染まるものに広げていきました。衣類の染色は家庭の嗜みとして、学校の家庭科教科にも取り入れられるほどでした。