桜井満万葉の歌 : 人と風土. 13関東南部保育社1986.11
筑波嶺の嬥歌

P.141
筑波の国の裳羽服津(モハキツ)のほとりに、男も女も誘い合って集まり、歌を掛け合わせて、性の解放におよぶことをいい、これは、筑波の山の神がその昔から認めてきた行事だと、詠みあがている。

P.150
筑波山の嬥歌が行われたモハキツについては、次の5説がある。
1.夫女原(ぶじょがはら):旧六所神社の裏山、筑波山神社の南東方8丁余の麓
2.飯名岡(いなおか):筑波町臼井、飯名神社の丘陵
3.蚕影山(こかげやま):筑波町神郡、蚕影山神社の山
4.真壁町羽鳥
5.御幸原(みゆきがはら):男体山と女体山の鞍部

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