守谷中央図書館広報もりや掲載 郷土の歴史守谷市教育委員会2002 リンク
第106号1973.6.25
高梨輝憲板戸井の村芝居と乙子の石神様 リンク

(1)板戸井の村芝居
江戸時代、働くことを強制されていた百姓たちは娯楽にも制限が加えられていましたが、それでも農村では娯楽と信仰を結び付けた鎮守様の祭礼が公然と催されました。清滝神社では毎年秋の取り入れが終わった10月、村芝居が興行されていました。娘っ子たちは、その日になると板戸井にただ一軒ある髪結へ出かけ、綺麗に身づくろいをして祭りに出かけました。
(2)乙子の石神様
乙子の石神様は、正式には石神神社といい、オオヒビヤイナソンジャを祭神としたもので創建は享和三年(1803)と伝えられている。祭神から推して最初は仏教系の神社であったと思うが、明治43年に村内にあった駒形神社を合祀したので、社殿も神殿風に造り変えられた。