高崎観光協会高崎の散歩道 第2集高崎観光協会1975
倉賀野河岸

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井戸八幡と八幡宮の境内の崖下から共栄橋にかけての川岸が倉賀野河岸であった。

倉賀野、九品寺

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倉賀野は中山道の宿場の一つであった。旅の疲れを休め、骨休めをする旅籠屋が軒を連ねていた。「酒と女とばくち」。飲み屋もあり、飯盛女もおり、賭場も、竹やぶの裏や寺の墓地裏で開かれたという。この寺の墓地の片隅に、無縁仏となったいくつかの墓がある。他国出身の娘で、若く死亡した仏さまの墓が多い。
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その出身地を分類すると、26名中19名が越後の国で、また、没年齢を分類すると12~19才が5名、20~25才が7名、26~29才が2名で、平均没年齢は21才。

写真:「遊女の墓」