那覇の国際通りから南側に延びる市場中央通りの終着点に、農連市場があります。ここは、全国でも珍しい相対売りの市場です。セリで落とすのではなく、直接農家のおばあと交渉して価格を決めるのが相対売りです。農連市場は、1958年に沖縄農業組合連合会によって、開設されました。*1
見た目は、まるで戦後食料難時代にタイムスリップしたかのようなバラック小屋です。かつては、県民の台所として沖縄全土の農家がこの聖地を目指して、毎朝、野菜を運んできました。*1
新鮮な野菜が並びます。
農連市場の裏側。カーブ川沿いにバラック風の建物が並んでいます。
【参考文献】
*1 松井優史:ハイサイおばあ!(竹書房,2007)P.8-P.14