油津市街には、通りの名が書かれた看板があちらこちらに設置されています。
「花街通り」の看板には、付近に東遊廓があったことが説明されています。
東遊廓は、油津の東海岸にありました。昭和ヒトケタのころは、埋め立ててなかったので、海ぎわにその家並みがありました。海からながめると、向かって左から菊屋、大黒屋、丸山楼、布袋屋、石坂屋と立ちならんでいました。写真は、昭和6年発行の油津町商工会案内に掲載されている「海上ヨリ見タル東遊郭」から転載されたものと思われます。*1
花街通りの看板は、さらに奥へ続きます。
看板の矢印によるとこのあたりまでが花街通りだったようです。
【参考文献】
*1 日南市産業活性化協議会:油津(鉱脈社,1993)P.245-P.248