「全国遊廓案内」によると、宇都宮城址の南側の河原町に、宇都宮遊廓がありました。*1
昭和11年発行の「宇都宮市街付近図」*2 には、格子状に区画された道路に「遊」、「廓」の2文字が記されています。
その遊廓の名残でしょうか。格子状に区画された道路の北側に「しんち食堂」という名の食堂があります。
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格子状に区画された道路を東側から見た所。付近の道路と比べ明らかに道幅が広くなっています。
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外郭の道路から見ると、遊廓があった場所(写真右側)は高台になっています。
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「新地」の名が残る電柱。
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【参考文献】
*1 南博:近代庶民生活誌第14巻(三一書房,1993)P.26-P.27
*2 宇都宮市街付近図(1936年(昭和11年)発行)