今回は、加古川(兵庫県加古川市)の町並みと風俗を散歩します。
駅前のベルデモール街から寺家町通りを西に向かって、一筋目の北行き道路を通称「検番筋」と呼んでいます。昭和32、3年頃までは、ダンスホールやバー・キャバレーに飲食店等がひしめく、加古川町内の一大歓楽街でした。当時を偲ぶ場所を探すとすれば、スナックが集合するビアンテビル周辺の路地裏に、その名残が僅かに見られます。*1
ビアンテビルには、多数のスナック店が入居しています。
ビアンテビルの対面には、風情のある割烹料理店の建物があります。
加古川芸妓共同事務所があったと思われるあたり。*2
この付近が検番筋と呼ばれていたのだと思います。
検番筋の周辺は、現在も飲食店が集しています。
【参考文献】
*1 新・かこがわ事典編集委員会:新・かこがわ事典(神戸新聞総合出版センター,2006)P.102-P.103
*2 東京交通社:大日本職業別明細図(東京交通社,1937)兵庫県No.167 加古川