木村聡赤線跡を歩く消えゆく夢の街を訪ねて自由国民社1998
利根川に浮かぶ竜宮城 松岸

P.118
昭和40年頃までは建物が残っていた。(写真:2軒の妓楼はこのあたりに建っていた。)ひと頃、演芸ホールに改装されて芝居や歌謡ショーの興行がおこなれていたこともあった。ヨットが置かれている護岸は後年できたもので、以前は妓楼のすぐ下までおだやかな利根川の流れが打ち寄せ、建物の周りには掘割がめぐらされていた。

大宮
P.83 休業していたソープランドの写真(屋号は「大宮浮世風呂」)。
亀戸
P.27 ・可憐な概観を持つ建物。コンクリートをくり抜いたような窓。 ・何気なくのぞいた倉庫の中にタイル張りの円柱が残っていた。 ・料亭「富久家」「七福」の写真。 ・料亭「寿々代」の写真。 ・亀戸天神の裏手に広がる三業地。銘酒屋街はさらに奥にあった。
立川
記録映画「赤線」を見ると、錦町はいわゆるカフェー調、羽衣町は平屋一戸建てが並ぶ都営住宅のような景観だったようだ。

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新小岩(赤線時代の建物)4軒の店が入っている長屋の建物。