飯窪敏彦 うちらのソウルフード(第3回)帯広の豚丼 文藝春秋 Tashinami(18):2013.Spr 2013

元祖豚丼のぱんちょう ばんちょうは、中国語で飯屋の意味。帯広豚丼はこの店から始まった。丼のふたを取ると極上のロース肉の量にびっくりするが、長い年月守られてきた肉、タレ、ご飯のおいしさにペロッと完食してしまう。 空気が澄みわたった十勝の広い草原をよく肥った丸い尻尾の豚が群れをなしている風景を見て「ぱんちょう」の主人は、「この豚たちを何とかおいしく食べる方法はないか?洋食のポークソテー、カツレツではなく庶民の味で」と考えヒントを得たのが鰻丼。鰻のように甘辛いタレをつけて焼いたら食べやすく、誰からも好まれるにちがいない。この思いつきが豚丼のはじまりである。

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帯広(元祖豚丼の店)鰻丼にヒントを得たのがはじまり