北村一夫江戸東京地名辞典講談社2008
講武所
神田明神下同明町に花柳界があった。この三業地を俗に講武所、ここの芸者を講武所芸者といった。 明神下の花街が講武所と呼ばれるのは、旗本、御家人などの二男、三男が武芸鍛錬のため講武所へ行くと言って家を出て、ここで遊んでしたためとか、客に講武所の生徒が多かったための俗称と思える。

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神田明神下(花街跡)安政期に芸者が出現。講武所芸者。