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三島由紀夫が最後の晩餐にした明治42年創業の老舗、「新橋末げん」。ほかにも原敬、六代目菊五郎などの著名人が通った店としてもしられています。 黒塀・間口九間がシンボルだった「末げん」。新橋に腰を落ち着けて、静かに時の流れを見守ってきました。 「末げん」には創業より数多くの著名人に愛されて参りました。初代総理大臣の原敬、六代目菊五郎、また三島由紀夫は日頃から「末げん」の日本的な鳥料理を愛されただけでなく、1970年、楯の会のメンバー五人と最後の晩餐を当店でされたことは、当時の新聞・雑誌などの各方面で報道されました。  平成九年には、創業八十八年を機にシンボルであった黒塀・九間の間口の店に別れを告げ、その跡地に、旧店舗の木材を一部に使用た近代的でありながら、伝統と格式のある味と誇りを守り続ける、「鳥料理をメインにした日本料理」の店として生まれ替わりました。

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