大下英治: *力道山の真実 (祥伝社,2004)永遠の力道山

P.368-P.388
1963年12月8日夜十時ごろ、TBSを出た力道山は、赤坂の高級ナイトクラブ「ニューラテンクォーター」ひさびさの酒で、したたかに酔っていた。バンドの演奏が終ると力道山はホステスと肩を組んでトイレに向かった。あとでわかったことだが、そのとき力道山はホステスの直美を一生懸命口説いていたが、ふられてしまった。ちょうどそこに通りかかった大日本興行(現住吉一家小林会)の組員であった村田勝志と、足を踏んだ踏まない、で口論になり、馬乗りになって殴打したところ、村田に下から登山ナイフで腹部を刺された。力道山は、山王病院に入院。手術は無事に成功するが、術後、暴飲暴食を繰り返し体調悪化。12月15日に化膿性腹膜炎で死去した。享年39歳。