岡本哲志銀座を歩く江戸とモダンの歴史体験 学芸出版社2009
路地裏の濃密な空気を感じて
P.40 130年以上も前の煉瓦街建設でできた、最も銀座らしい路地空間が銀座七丁目にいまだ健在である。この路地は、銀座通りに平行して、ブロックのなかを短冊状に割られた敷地を串刺す長さ百mを超える煉瓦街建設のときにつくられたI型路地である。 P.41 長いI型路地を進む。朱色に塗られビルの壁が見えてくる。豊岩稲荷である。この稲荷は古くから水商売の人たちの信仰が厚い。この路地は、銀座通りや裏通りに面する通用口として機能し続けてきた。

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銀座(豊岩稲荷)130年以上前の銀座煉瓦街時代の名残。