岡本哲志: 銀座を歩く (学芸出版社,2009)江戸とモダンの歴史体験

P.164-P.167 煉瓦街からはじまる銀座の路地の歴史は、戦後、空地に短いI型の路地を通し、両側に飲食店を張り付かせた。かつて金春芸者と呼ばれた芸者衆のいた花街の路地は、現在はバーやクラグが引き継ぐ夜の街の路地となっている。この西五番街と金春通りに挟まれた街区は明治期金春湯の辺りまでの約千坪の土地を西村兼吉が一人で所有していた。その後彼の敷地は分割され売られたが、路地部分だけを所有し続けた。宅地化できないために、この辺りはいつまでも路地が残った。

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