朝日新聞社朝日新聞 夕刊朝日新聞社2016.2.29
駅そば 時代の波 消えゆく老舗 JR系急増個性派奮闘 大手も試行錯誤

首都圏では駅そばの閉店が相次いでいる。千葉駅では、2017年6月、長く続いた「万葉」が看板を下ろした。他にも味に個性があった「喜多そば」「小竹林」など首都圏のJR利用者にはおなじみだった店も次々に姿を消しつつある。代わりに増えているのがNREなどJR系列会社の新店舗だ。ただ同じ会社の店だとメニューはほぼ共通で昔から通うファンは、「個性が消えた」と嘆く。逆風の中でも昔ながらに頑張っているのが常磐線我孫子駅の「弥生軒」。もともとは弁当店で、戦時中には画家の山下清も働いていた老舗だ。名物は「から揚げそば」。」大人の握り拳ほどあるから揚げがドカンと乗る。駅近くの工場で調理しており、自家製で新鮮なのが売り。

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我孫子(弥生軒)画家の山下清が働いていた老舗。