日本建築学会計画系論文集日本建築学会
湯本桂近世の筑波山門前における参詣道沿いの町並の変遷について二階建て家屋を中心に2005.12

P.228
大越家住宅は、短冊形の敷地内に通りに面して屋根の平側を向けて建つ「二階建て、切妻造、平入、桟瓦葺(さんかわらぶき)」の建物である。ヒヤリング調査から、明治初年の火災で焼失した直後に建てられたもので、建築当初から旅籠として使用されていたことが知られる。二階の階高を高くして二階に天井を張っていること、通りに面して庇を設け、大きな開口部をつくること等の建築形式からも旅籠を営んでいたことが窺える。この建物に限らず、地区内にある建築年代が古いと判断される二階建ての建物は、旅館業を営んでいたものが多い。

写真2
大越家住宅

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筑波(旅籠跡)明治初年の建築。当初から旅籠。