佐原(稲荷神社)佐原見番、色川八十八寄進の玉垣。

かつて佐原の花街があった周回する小路※1 にある稲荷神社。

玉垣に、花街の関係者の名が刻まれています。
色川八十八(いろかわ・やそはち)は、歴史家の色川大吉さんの祖父で、佐原の芸者屋「鹿島家(かしまや)」の経営者で、妻を7人も変えた男として知られていました。*1

佐原芸妓の開祖は、明治初年上仲町の「哥川」の「小よし」で、明治32~3年頃の成田鉄道開業の頃には、芸妓百数十名にのぼり、毎夜、賑わいました。*2

花街の関係者の名が刻まれています。

参考文献

*1
色川大吉わが半生の裏街道原郷の再考から河出書房新社2017
鹿島家 P.12-P.13 フー坊には、ハナハチという祖父がいた。実名は八十八、ヤソハチというのだが、子供に…
*2
篠塚猶水佐原案内中村写真館1914
P.89-P.90 佐原芸妓の開祖は、明治初年上仲町の「哥川」に「小よし」と称して売り出し。千代川の今吉等は…

参考記事

※1佐原(料理屋「寿茂登」裏の小路)旧花街。周回する小路。

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