屋富祖大通りから路地に入ったところに、百メートル前後の飲食街があります。
1996年の芥川賞受賞作、又吉栄喜さんの「豚の報い」は、スナックに豚がちん入する奇想天外な場面から始まる奇妙な作品です。この作品は、1999年に映画化されましたが、「豚ちん入」のロケは、この横丁の入口にさくをして二、三十頭の豚を追いたてて行われました。撮影は、2日間かけて行われましたが、何回もくりかえすので豚も人もへとへとになったそうです。*1
屋富祖の飲み屋街は、一般に開店が遅く、明け方まで営業しています。*1
数年前まで、営業していた24時間営業のヤギ料理店*1 は、現在は看板が取り外されています。
【参考文献】
*1 琉球新報社:沖縄名作の舞台(琉球新報社,2003)P.94-P.97