青森市常盤町町会常盤町発展史町会創立六十周年記念青森市常盤町町会1986
P.15-P.17 旭町一帯の発展のきっかけとなったのは、明治43年の青森大火である。当時堤川端柳原にあった遊廓は場所柄からして風紀上よろしくないとのことで、武田千代三郎知事は旭町に移転すべく計画をたてた。指定された遊廓地(現宝来町)に、ようやく貸座敷が建て並ぶようになったのは、大正元年頃である。いち早く開業した業者はみな繁昌した。そこで、名も江戸の吉原の佳名をとって吉原町と名づけ、地割りをしたあとに次の貸座敷が移転開業した。 よか楼、正岡楼、金八楼、福太楼、長谷川楼、宮城楼、松明楼、東北楼、金森楼、大金楼、青港楼、大か楼、大ます楼、北越楼、若松楼

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青森(旭町の旅館跡)旭町遊廓跡地。「旭旅館」の屋号が残る建物。