茂原市長公室企画課ふるさと茂原のあゆみ茂原市
天然ガス利用組合

P.170
明治末期から昭和初期にかけて、茂原には「利用組合」という組織による天然ガス事業が営まれていました。 明治44年(1911)昌平町の組合員78名をもって組織した「茂原昌平町天然瓦斯組合」がその一つです。ガス量も多く好結果でしたので40m³ほどのタンクを昌平町稲荷神社の境内に作り、鉄幹を施設し、点灯装置をして竣工しました。これが組合という共同組織と共同出資による天然ガス事業の草分けで、昭和12年(1937)まで存続しました。
昌平町稲荷神社境内には掘削された第一号井及びそこに設置されたガス溜めの赤レンガ造りの基礎がともに今なおその跡を残し、そばの石碑に当時の経緯、記録、組合員名が刻まれています。

この文献を参照している記事

茂原(ガス溜め跡)赤レンガ造りの基礎。昌平町稲荷神社の境内。