佐伯史談会 佐伯史談 159 1992.02

矢野彌生 海部の地理(六) 臼杵と佐賀関 リンク

P.15-P.16
下ノ江には、寛政12年(1800)に、藩によって灯台が設けられ、また旅船相手に「給仕の女」が置かれ、「風義よろしからざる筋もでき」と言われる場所であった。この頃、遊廓もでき、港には出船入り船の帆柱が林立するようになった。今日の下ノ江にはほとんど昔日の面影は無い。わずかに永楽屋など古い二階造りの建物(現在旅館)を残すのみである。