仲田安夫筑波町の昔ばなし 上筑波書林
月水石神社と婦人病

月水石神社には旧暦、正月25日には、つくば周辺は勿論のこと、他町村からの参詣の女性の姿が多く見られた。昔から婦人病の神(イザナギ、イザナミのミコトの第四子イワナガヒメ)が祭られている。
神社の境内に大きな石(ご神体)月水石があり小さな割れ穴から月に一度、赤い水が滴り落ちるといわれる。それがちょうど女性のメンスににているところから、月水石神社とむかしからいわれてきた。
婦人病で参詣する人の中には筑波町の遊女が多くいたと言われる。

ご亭(五軒茶屋)いま、むかし
遊廓哀話