琴平新地は、一般の民家や旅館に隣接していて、塀や柵に囲まれることはありませんでした。
しかし、参詣者用に2か所の入口が設けられていて、そのうちの1か所にはアーチが建てられ、「新地入口」と書かれた傘のついた電気がぶらさがっていました。そのアーチの支柱は今も残ります。*1
旅館脇に支柱の一部と思われる痕跡が残されています。
もう一つの新地への入口は、現在の新町商店街の中ほどにありました。*1
【参考文献】
*1 前島裕美:お茶の水地理 42 P.77-P.80 「香川県仲多度郡琴平町新地遊廓周辺の復原」